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パニック障害

 

診断  

                 
パニック発作が1カ月以上、A,Bもしくは両方のどれかを満たす。
A.さらなるパニック発作またはその結果について持続的な懸念または心配(心臓発作が起こる、どうにかなってしまう)
B.発作に関連した行動の意味のある不適応的変化(パニック発作、不慣れな状況を避ける)

C.発作は物質(乱用薬物、医薬品)または身体疾患によるものではない。

 パニック発作

突然、激しい恐怖・不安感が数分以内にピークに達し、以下の項目のうち4つ以上が突然現れる。
1.動機、心拍増加
2.発汗
3.身震い、震え
4.息切れ感・息苦しさ
5.窒息感
6.胸部不快感・胸痛
7.腹部不快感・嘔気
8.めまい・ふらつき・気の遠のく感じ
9.寒気または熱感
10.異常感覚
11.現実感消失、離人感
12.抑制力を失う、どうにかなってしまうことに対する恐怖
13.死ぬことに対する恐怖

パニック障害は広場恐怖を伴うものと広場恐怖を伴わないものに分類されます。広場恐怖を伴う場合というのはすぐに逃げられない環境、閉鎖空間にいるとパニック発作を起こしやすい人がいて、例えば「映画館の中」「ショッピングモールなどの混雑の中」「高速道路の渋滞中」「橋の上」「電車の中」「自動車の中」があたります。そういう場所を極力避けたり、誰かと一緒でないその空間にいることができない、一人でその空間にいるとパニックを起こしやすいという人は広場恐怖を伴うタイプになります。家で休んでいるときなど、場所・環境に関係なくパニック発作を繰り返す人は広場恐怖を伴わないタイプとなります。

治療

まずはパニック発作を起こさないように薬物療法が必要です。パロキセチンを代表としたSSRI系の薬物と抗不安薬を併用します。SSRIの副作用の嘔気、下痢のためにどうしても内服の継続ができなかったという人は抗不安薬だけでも効果があります。抗不安薬の強さによっては眠気、頭がぼんやりする副作用も出てしまうので、医師に相談して一段階弱くしてもらってください。パニック発作がなくなってきたら次は行動療法です。意識的に苦手な人混み、乗り物を避けていた人が多いと思いますが、薬物療法中であればパニック発作は起きにくいので今まで避けてきた電車に乗ったり、遊園地に行ってみたりしてみてください。もしパニック発作が出現しても決して死ぬことはなく、たいていは10分前後でおさまるので、その場でゆっくりと落ち着きましょう。頓服薬を処方されている人はそれを内服しても良いでしょう。行動療法を繰り返すうちに苦手な環境でもリラックスしていられるようになり、いずれは服薬しなくてもパニック発作を起こさなくなっていきます。

れて、数分以内にその症状が頂点に達する