トラリピのハーフ&ハーフ 私のトラリピの設定
トラリピのハーフ&ハーフ
自動売買FXとしてトラリピを選択した大きな理由がこのハーフ&ハーフの注文ができたためです。ハーフ&ハーフは自動売買するレンジを指定できるトラリピならではの設定方法です。
例えば1USドル=80円~1USドル=100円のレンジで買いのトラップを1円おきに10000通貨で仕掛けた場合、1USドル=100円から1USドル=80円まで下落すると20本買いが発動してB地点で-190万円の含み損が発生します。B地点での必要証拠金は64万円なので合計の必要資金は254万円です。
中央より上半分では売りで利益をとって、中央より下半分では買いで利益をとるのがハーフ&ハーフです。
1USドル=90円~1USドル=100円のレンジでは売りトラップをしかけて、1USドル=80円~1USドル=90円のレンジでは買いのトラップをしかけます。そうすることで1USドル=100円から1USドル=80円まで下落したとしても、1USドル=100円から1USドル=90円までは利益を確定できて、1USドル=90円から1USドル=80円までの含み損で済みます。
同じ1USドル=80円から1USドル=100円までのレンジでしかけるにしても、ハーフ&ハーフなら必要な資金を抑えることができます。
レンジを外れたらもうレンジ内に戻ってこないかもしれない恐怖と戦い、損切りしたほうがいいのか悩むことになります。利益よりも安全性を重視するなら10年近くの長い期間での通貨間の値動きをみて、しかけるレンジを考える必要があります。
トラリピに適した通貨ペア
狭いレンジで値動きが激しい通貨ペアが最適
例えばユーロ/円ですと直近10年間でレンジ内におさめようとすると1ユーロ=100円~1ユーロ=150円のレンジでしかけなくてはいけません。これでハーフ&ハーフを設定すると1ユーロ=100円~1ユーロ=125円で買いトラリピ、1ユーロ=125円~1ユーロ=150円で売りトラリピを設定することになります。トラップ本数は最大でも99本ですから、99本設定したとすると1ユーロ=0.25円動くと1本の注文が発生することになります。また1ユーロ=125円から1ユーロ=100円まで下落したとすると99本発注で1本1000通貨での購入だとしても、-120万円以上の含み損が発生します。かといって1ユーロ=100円~1ユーロ=125円で買いトラリピのしかける本数を25本に減らすと1ユーロ=1円の変動ごとに1本のトラップが発動するだけで、1週間に1回の売買も成立しないこともありえます。
狭いレンジ内で値動きが激しい通貨ペアなら必要な資金も少なくて済むし、トラップも発動しやすく、利益確定の頻度も多くなってきます。ということで一つの通貨ペアだけ選択するとしたらカナダドル/円がオススメされています。
私のトラリピ設定方法
過去記事:トラリピのしくみ 勝つ設定 負ける設定で紹介したようにトラリピで負けない設定としては
- 設定したレンジ内からチャートが外れないこと。
- 含み損が増えてきても損切りしない。ロスカットされないように必ず、証拠金維持率100%以上にする。
私のトラリピ設定では過去10年以上まで遡り、2008年リーマンショック大変動でもレンジ内で耐えられる設定にしています。あとは含み損が出てきても、気持ちを強く持って放置するのみ。
CAD(カナダドル)/JPY(日本円) ハーフ&ハーフ
CAD/JPY 買いトラリピ
注文金額
トラップが発動する際にCADを何通貨購入するかという項目です。最小単位が0.1万通貨(1000通貨)になります。よほど資金に余裕があるなら別ですけど、普通は0.1万通貨がマストになります。
トラップ本数
0~99本まで好きな数値を入力できます。多いほどトラップ回数が多くなるのでリスク、利益共に大きくなっていきます。自分の資金をみてリスク許容できる範囲の数値で入力します。
利益金額
1本のトラップがその設定した利益に達した場合に決済されます。私の場合は400円と入力しましたが、1000通貨の購入で400円の利益が出るということは、この場合はCADが0.4円値上がりしたらその注文は決済されるということです。あまり数字が大きいと利益確定できずに、逸失利益となってしまいます。逆に小さすぎると決済回数が多くなりますが、売買時のスプレッドの影響を受けて利益が減ってしまいます。400円が一番効率が良い訳ではありません。精神衛生上、このくらいが気持ち良いだけです。
ストップロス
トラリピでは自動での損切り設定がなく、自分で設定したストップロスに達しなければ含み損の状態でそのポジションを保持できます。私の設定では1CAD=60円に下落した場合に強制的に損切(ロスカット)されます。過去10年間で1CAD=70円以下になったことがないので、もし大事件で70円以下に暴落してもまたレンジ内に戻ってきてくれると信じて含み損のまま耐え抜きます。そのくらいの覚悟での1CAD=60円設定にしています。
トラリピのリスクを試算
トラリピのリスクを試算というボタンを押すと自分のトラリピ設定のリスク表が出てきます。私の場合は1CAD=87.916円に到達してから1CAD=74円まで下落したときには99本のトラップが発動して、1CAD=74円の時点で688,842円の含み損が発生することが分かります。
その状態で1CAD=60円まで下落するとストップロスが発生して、2,074,842円の損失が確定します。
この試算表が自分の資金と精神力では耐えられないという場合はトラップの本数やストップロスの数値を再考する必要があります。また、このトラリピ注文は現在所持しているポジションを決済することなく、再設定することができます。
CAD/JPY 売りトラリピ
NZD/USD 買いトラリピ
NZD/USD 売りトラリピ
MXN/JPY 買いトラリピ
最後のこれはメキシコペソのスワップポイント狙いになります。トルコのようになったら泣きます。スワップポイント狙いなのでメキシコペソが比較的安くなったときだけの買いトラリピのみです。
自動売買FXトラリピ マネースクエアの口座開設
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