NORDISK(ノルディスク)アスガルド12.6の耐水圧大丈夫?
NORDISK(ノルディスク)アスガルドの耐水圧
アスガルド12.6のスペック
- 収容人数:3~5人(6人も可)
- 素材:テクニカルコットン(ポリエステル65%、コットン35%)
- サイズ:400cm x 375cm x 250cm
- 重量:18.5kg
- 耐水性:350mm
- ポール2本(メインポール、A型ポール)、ペグ25本
この耐水圧350mmとありますが、他のテントの耐水圧は2,000mm~3,000mmもあるのに、アスガルドって雨のとき大丈夫なの?と心配される方が多いと思います。
耐水圧って?
「耐水圧」とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える性能数値。レインウェアの生地が、どれくらいの水圧に対して耐えられる防水性を持っているかを表します。
例えば、耐水圧20,000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、柱の中に水を入れて20,000mm(20m)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということになります。(JIS規格)
一般的な目安は、下記のようになります。
20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨
●傘の耐水圧:250mm程度
テントの耐水圧が高いメリット
・激しい雨や嵐に遭っても浸水しない
・寒い時期は寒気の侵入を防いでくれる
テントの耐水圧が高いデメリット
・通気性が悪く、結露の原因となる
・夏になるとテント内が非常に蒸し暑くなる
アスガルドの素材はテクニカルコットン(ポリエステル65%、コットン35%)(他社ではポリコットンと表記されることもある)でできていて、通気性が良くて冬にテント内を温めても結露が発生しにくいです。アスガルドの耐水圧350mmという数字からは小雨しか耐えられないんじゃないの?となります。
しかし、実際に使用した人なら分かると思いますが、大雨が降ってもテント内に雨漏りしてくることはありません。テント内側から天井部を触ってみるとしっとり濡れていますが、水滴がたれてくることはないです。
その理由はコットンは水を含むと膨張するという特徴があり、雨が降って水を含むと自ら生地の隙間を埋めてくれるため耐水圧が高くなくても雨が下まで落ちるのを防いでくれるからです。
大雨時のテント下からの内部への浸水に関してではこちらの記事で紹介しているようにフロアジッパーの全周が地面より10cm立ち上がるので、スノコをフロアマットの下に敷かなくともテント内部への浸水もありません。
アスガルドの耐水圧まとめ
- アスガルドの耐水圧は350mmで数値的には小雨に耐えられるが、中雨には耐えられない。しかし、コットンの性質上、水を含むと膨張するという特徴があり、雨が降って水を含むと自ら生地の隙間を埋めてくれるため、耐水圧が高くなくても雨が下まで落ちるのを防いでくれるので実際には大雨でも雨漏れすることはない。