睡眠薬 ベルソムラの使用感・レビュー

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ベルソムラ

夜中に何度か目が覚めてしまい、睡眠時間は7時間近くとっているはずなのに朝方に眠気がある、あくびがとまらない、頭がぼーっとする、熟睡感がない。そういう日が続くと生活に支障が出て来るため、昨日、熟睡できずに今日はしっかり熟睡したいというときに使用しています。

薬の情報

薬品名

一般名:スボレキサント   商品名:ベルソムラ

半減期

10時間

作用機序

全ての人の頭の中で働いているオレキシンという物質を抑えるお薬です。オレキシンは脳を覚醒状態にするために必要な物質で生理的に日内変動しており、起きて活動したい日中は増加していき、眠りたい夜間には減少していきます。この覚醒に必要なオレキシンを抑えることで睡眠を助ける効果があります。

容量・用法

20mg:成人   15mg:高齢者(65歳以上)

服薬に関しての高齢者というのは65歳以上を示しているものと思ってください。用法は空腹時、入眠前に内服すること。食後2時間以内の服薬、胃のなかに食べ物が残っていると効果は半減します。

薬価

20mg:107.9円  15mg:89.1円

2014年に発売開始されたばかりで2019年の現在ではジェネリック医薬品は存在せずに、高価なものになっています。通常の睡眠薬だと10円前後なので10倍近く高価になります。

依存・耐性

くせになるのが怖くて睡眠薬が飲めないという人にもベルソムラは安心して内服できるかと思います。抗不安薬・睡眠薬はどれも依存・耐性がついてきますが、ロゼレムとベルソムラは依存・耐性が極めて生じにくいとされています。通常の睡眠薬は興奮する神経を無理やり押さえつけて、体がヘトヘトに疲れたときに強い眠気が生じている状態を作り出しますが、ロゼレムもベルソムラも体内に生理的に存在する物質を阻害することで作用発現します。

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使用感・レビュー

もう何回も使用していますが、内服しても入眠する際の眠気が強くなることはありませんでした。内服したあともずっとゴロゴロしていられます。ただ、内服した日は途中で目が覚める回数は確実に減少しています。半減期は10時間ですが、一回だけ薬が残っていたのか午前中あくびがたくさん出たことがありました。

入眠作用は弱いので布団に入ってもなかなか寝付けないような入眠困難の人には適しません。入眠困難のタイプなら内服してから30分前後で眠くなってくるゾルピデムのような薬の方がいいでしょう。入眠困難+中途覚醒の両方ともある頑固な不眠ならゾルピデム+ベルソムラの内服もありです。

 

 

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