シロアリ対策 防蟻剤

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シロアリ対策 防蟻剤

「シロアリの生態」

「シロアリ対策 床下断熱VS基礎断熱」

と勉強してきましたが、今回は防蟻剤による予防です。人体に害がないのかあるのか気になるところですよね。
防蟻剤=農薬と言われることがありますが、あながち間違いではありません。すでにあった農薬をシロアリにも使用していった歴史があります。農薬と防蟻剤は全く一緒ではなく、扱う法律や成分が少しずつ違います。

農薬

管轄:農水省
法律:農薬取締法

野菜にまいた農薬はまいてから消費者が口にするまでに農薬の効果が薄くなっていることが大切なので、効果が短くなるような薬剤を選択する必要があります。散布後に数カ月で効果がなくなってしまいます。

防蟻剤

管轄:経産省
法律:化審法

防蟻剤は効果が半月でなくなってしまっては困るので、なるべく長く効果が持った方が便利です。農薬と同じ薬剤であっても、その含有量が異なったりしていて、散布後は長くても5年で効果が消失してしまいます。そのためシロアリ駆除業者によっては散布後に5年以内でシロアリ被害が出た場合には無料で駆除してくれるところが多いです。

LD50 過半数致死量

薬剤が安全なものかどうかの指標としてLD50過半数致死量というものがあります。ラットに薬剤を口から含ませたり、皮膚に吸着させたりして全体の50%が致死するまでに必要な量のことです。つまりこの値が高い薬剤、食品ほど安全なものということになります。

塩のLD50値:3,000~5,000mg/kg
醤油のLD50値:2,500mg/kg
防蟻剤 天然ピレトリンのLD50値:2,500mg/kg
防蟻剤 ガントナーのLD50値:2,000mg/kg
防蟻剤 ハチクサンのLD50値:2,000mg/kg
防蟻剤 アジェンダのLD50値:5,000mg/kg

塩と醤油も大量摂取すれば死にますが、現在の防蟻剤は塩と醤油と同等の安全性と捉えることができます。

LD50だけ比較すると塩、醤油と同等ですが、高気密の家にした場合、基礎断熱+床下の換気不十分の場合などには床下や柱に散布した薬剤が外に出ていきにくく、薬剤が家内部に入りやすくなります。防蟻剤の安全性は昔より安全なものになりましたが、家自体の施工方法によってはシックハウスの症状が出る可能性はあります。

ADI 一日摂取許容量

こちらもLD50と同じく薬剤・食品の安全指標になりますが、LD50は過半数が死んでしまう量ですが、こちらは特定の物質を生涯に渡り毎日摂取しても害が出ない量の指標です。

防蟻剤の歴史

1960年代 亜ヒ酸・クレオソート油

亜ヒ酸は和歌山カレー事件で有名になったヒ素のことです。林さんの夫がシロアリ駆除をしていたことがあり、家の物置に亜ヒ酸を置いておりました。強い毒性のため現在は駆除業者も

1980年代 クロルデン

一度散布するとその家は生涯シロアリ被害を受けないと言われるほど長年効果があるものでしたが、家をつぶしたあとの更地になった後、薬剤が雨で流れて川、海に流れ海の魚を人間が食べることで、人間の体内に蓄積するという懸念から1986年に全面使用禁止になりました。

1980年~1990年 クロルピリホス

揮発性が高くてシックハウス症候群の原因になるとされ、社団法人しろあり対策協会がクロルピリホスを含む薬剤の自主規制を始めて、建築基準法の改正により2003年に防蟻剤としては使用禁止になりました。農薬としては極少量、現在でも使用されることがあります。

2000年~ ピレスロイド系・ネオニコチノイド系薬剤

ピレスロイド系薬物は蚊取り線香の元になっている薬剤で、除虫菊の成分からつくられています。ネオニコチノイドはタバコのニコチンに似た化学構造で農薬にも使用されています。

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悪質なシロアリ駆除業者

換気十分な床下のお宅に最もらしい理由を言って、換気装置の取り付けをして料金をとったり、シロアリ点検をして見つかってないのに発見したと言って駆除料金をとる業者がいます。

シロアリ駆除の相場は一般財団法人経済調査会の統計によると、シロアリ工事の価格を坪当たり10,725円(1㎡あたり3,250円)としています。この相場より極端に安い、高い場合は悪徳業者の可能性がありますので注意してください。安い価格を提示してきて、出張料など別の項目で高く請求してくる場合があります。

信頼できる駆除業者を知らない場合は公益社団法人 日本しろあり対策協会に加入しているシロアリ駆除業者の中から依頼しましょう。

HPから加入している全国の駆除業者を調べることができます。

下部に群馬県の加入業者を下記に添付しておきますので参考にしてください。

日本しろあり対策協会加入 群馬県業者

 

 

 

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