シロアリ対策 床下断熱 VS 基礎断熱

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シロアリの生態についてはこちらを参照ください。今回はシロアリ対策について勉強していきます。防蟻剤に関しては後程、ご紹介することにして、今回は防蟻剤以外でどのような対策ができるのか紹介します。

シロアリはヒノキ、ヒバ、炭を食べない?

昔からシロアリはヒノキ、ヒバ、炭を食べないとされてきていました。ヒバ材やヒノキ材にはシロアリや腐朽菌にとって毒物となる「ヒノキチオール」「カジノール」といった物質が含まれているため、スギやマツ材に比べると耐蟻性、耐腐性が高く、ヒノキ材にいたっては200年間は少しずつ強度が増すそうです。しかし、実際にはヒノキ、ヒバが食害にあった家が存在します。
ヒバやヒノキ、炭を、飼育しているシロアリ(イエシロアリ)に与え、数ヶ月間観察した実験動画の紹介ページを貼っておきます。
ただし、ヒノキの隣に松や杉があればそちらの方を優先して食害すると言われています。防蟻剤以外でシロアリ対策するためには建材をヒノキ、ヒバを選択するのは間違いではないと思います。ヒノキは高価ですが、建材として優秀ですしね。

シロアリ対策に有効な断熱方法は?

床下断熱

引用元:https://myhome-juku.com/kisodannetsu-merit-demerit/

日本の住宅のほとんどはこの床下断熱です。床下の全面に断熱材を取り付けて、床下空間からの暖気や冷機の影響を受けないようにする工法を言います。床下の風通しを良くするために、床下換気口を設置し床下空間は外気温と同じになるので、冬は床下は寒くても床上は温かくなります。シロアリは多湿、高温の条件下だと活性が上がり食害が大きくなるので、床下断熱はシロアリ対策となります。

基礎外断熱

引用元:https://myhome-juku.com/kisodannetsu-merit-demerit/

基礎外断熱とは基礎の外側に断熱材を施工する工法で、床下断熱とは異なり床下空間は温かくなります。ベタ基礎で地面がコンクリートで覆われているから安心という訳ではありません。コンクリートの数mmの隙間からシロアリは侵入してきます。基礎断熱の場合、冬場でも床下は温かいのでシロアリは寒い時期にも元気よく動き回ることができます。床下からの侵入であれば蟻道の確認でシロアリの有無をチェックできます。蟻道とは乾燥が苦手で水分を必要とするシロアリが作るトンネルのことです。このトンネルを伸ばして行って、土台、柱、床を食害していきます。

基礎外断熱の場合、問題となるのは家の外側からの侵入です。外側にある温かい断熱材の中を断熱材を食べながら進んでくるので、蟻道を作る必要がありません。蟻道のチェックができないため、シロアリの発見が遅れがちになり、土台、柱、床が食べられてしまいます。「この床の上を歩くとふわっとする。フカフカする。」という状態になり発覚するケースがあります。

基礎内断熱

引用元:https://myhome-juku.com/kisodannetsu-merit-demerit/

基礎内断熱の場合は逆に家の真下からの侵入の場合です。基礎内部の断熱材の中を進行していくので、蟻道を作る必要がありません。しかし必ず、ベタ基礎のコンクリートに隙間があるとも限らないし、あってもそこを見つけられず、入ってこれないかもしれません。基礎の外側からは蟻道を作らないと家内部には入れないので、家の外から蟻道のチェックは簡単に行えます。そのため基礎外断熱の方がシロアリの発見が遅れる分、被害が大きくなることが多いです。

ベタ基礎のどこから侵入するのか?

地面全体をコンクリートで覆ってるのでシロアリは侵入できないと思われがちですが、侵入経路は多くあります。

基礎の打ち継ぎ部

通常、コンクリートは、基礎のベースとなる下部と、立上がりの2回に分けて打設します。その打ち継ぎ目のわずかな隙間から、シロアリは侵入してきます。

水抜き穴

家を建築中に降った雨が基礎内部に水が貯まらないように、水が出ていくための穴です。

配管貫通部

基礎を貫通する配管のまわりにできた隙間。これもシロアリの侵入経路となります。

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基礎断熱はダメなの?

シロアリ対策という視点からだけ考えると床下断熱の勝利となります。しかし、基礎断熱には床下断熱にないメリットがあります。今回は基礎断熱、床下断熱のメリット、デメリットには触れませんが、高気密、高断熱を希望する場合は基礎断熱をしてくれるハウスメーカー、工務店を選びましょう。私は高気密、高断熱を希望してないし、シロアリ対策にもなる床下断熱を選択します。

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