フルニトラゼパム(サイレース、ロヒプノール)のレビュー 副作用

フルニトラゼパム(睡眠薬)

睡眠障害には過眠、入眠困難、中途覚醒に分類されます。過眠で悩んで受診される人は滅多にいませんが、入眠困難か中途覚醒の不眠症で多くの人が相談に来られます。入眠困難は眠りに入りにくいだけで一度、寝入っちゃえば朝まで眠れるという不眠のタイプで、中途覚醒はすぐに眠れるけど途中で何回も目が覚めてしまう不眠のタイプになります。不眠のタイプによって使用する睡眠薬を決定していきます。睡眠薬の副作用は抗不安薬と同様で集中力・注意力低下、筋弛緩作用によって薬が効いてる時間で夜間トイレに行く際は注意しないと転倒してしまいます。また一過性前向性健忘といって前夜の記憶がないという副作用が出る場合があります。具体的には「朝起きると食べ物が散らかっていて、知らない間に冷蔵庫から自分で取り出して食べたようだ」「明日やろうとしていた仕事が起きたら終わっていた」という症例がありました。副作用の症状が認められずに、欲しい作用を得られるような薬が自分の体質に合っているお薬になりますので、何種類か試してみて自分に合う抗不安薬・睡眠薬を見つけましょう。また長期的に抗不安薬・睡眠薬を内服すると依存性・耐性が生じてしまいます。依存性・耐性が不安なので薬を使わずに何とかしてくれという人がいらっしゃいますが長期でなければ問題はありませんし、抗不安薬・睡眠薬を使用しないと仕事や家庭などの社会生活に支障が出てしまうのであれば内服して症状治療してあげたほうが総合的なメリットは大きいはずです。困っていた症状がなくなってきてから、ゆっくりと減薬していきましょう。

フルニトラゼパム

 

フルニトラゼパム

フルニトラゼパム(一般名)を主成分とした商品薬はフルニトラゼパム、サイレース、ロヒプノールなどがあります。規格としては1mg、2mgがあります。半減期が19時間もありますので、中途覚醒タイプの不眠症に適した睡眠薬になります。薬剤がなかなか分解されていかないので、翌日の昼過ぎまでウトウトしてしまう人もいます。そのような症状が出てしまう場合は自動車の運転や危険を伴う機械操作に支障が出てしまいますので、薬物変更が必要になります。また深夜に覚醒して再入眠ができない際に頓服する睡眠薬としては、作用時間が長く翌日に眠気が残る可能性が高いため適しておりません。

 

重大な副作用

依存性(長期で服用した場合)
呼吸抑制(数百錠を一度で内服した場合起こりえますが、通常の内服量では考えにくい)
悪性症候群(極めて稀だが、起こしたら致命的)
横紋筋融解症(高脂血症治療薬や抗菌薬、尿酸治療薬など幅広い薬剤で起こり得る)
肝機能障害(どの薬剤でも起こり得る)

フルニトラゼパム1mgのレビュー

内服30分後には症状に何の変化もみられず、1時間経過しても全然ウトウトしてきませんでした。前日の睡眠時間、当日の精神的、肉体的疲労の影響もあるとは思います。その日は眠気を感じなかったけども、普段の入眠時間である24時前に寝室に向かうことに。すでに内服して90分は経過しているので薬は効いているはずですが、歩行時のふらつきも全く感じません。眠くはありませんでしたが布団に入るとすぐに入眠できて7時前に覚醒してしまいました。覚醒後も薬が残っている感覚は認められず、むしろ普段より早起きしてしまいました。フルニトラゼパムは頻繁に処方する薬剤なのですが、2割~3割くらいの人が「眠れるようになったけど翌日も眠くて、仕事に集中できないから他のやつにしてください」と言われます。私にはフルニトラゼパムがそんなに効かず、入眠に関してはゾルピデムの方が効果があったように感じました。